日本国内でポケモンGO旋風が始まって、早2週間。配信先は70カ国を超え、ダウンロード数は異例の早さで1億件を突破したとか。すごい。恐るべし。ですが、一気に熱したブームもひと段落した雰囲気・・・「もう飽きた」なんて声もちらほら・・・。
とはいえ、リリース初月7月の売上は全世界で200億円超の記録的な数字を叩き出したそうです。さらに、モバイルバッテリーの売上が10倍になったり、ゲーム以外の経済効果もかなりのもの。海外ではその恩恵に預かって集客に役立てているお店がたくさんあるみたい。というわけで、今回はそんなポケモンブームの波にチャッカリ乗っかっちゃって、お店の売上を上げちゃう3つの方法を紹介します!
1. 「ルアーモジュール」を使って集客 – ポケモンもお客さんも引き寄せちゃう、まるで魔法のアイテム?
ニューヨークにあるピザ屋さん「L’inizio Pizza Bar」ではお店の近くにあるポケストップに「ルアーモジュール」を使用して集客。お店のマネージャーが$10課金して、近くにポケモンが集まりやすくなる「ルアーモジュール」を使用したところ、ポケモンGOユーザーがどんどん集まってきたとのこと。この効果で、売上が通常の75%もアップしたそうです。
この「ルアーモジュール」は有料なのですが、30分で80円くらい。上手く活用すればSNS広告よりも費用対効果が高いかも。
でも、ゲームに課金はしたくない・・・・というか自分はポケモンGOやってない・・・という店長さんもいると思います。そういった場合でも、上手くお客さんにルアーモジュールを使用させる施策を行っている店舗もありました。
例えば、こっちのPizza店では、”近くのポケストップに「ルアーモジュールを使用した」という画面を提示すれば、食事から$4OFFします!”というキャンペーンでポケモンGOプレイヤーを引きつけました。
サンフランシスコにあるコーヒショップ「It’s a Grind Coffee House」では、「ドリンクが15杯購入されるごとに、ルアーモジュールを使用します!拡散してね!」といった張り紙で、話題を呼びました。
2. ポケモンの写った「スクリーンショット」の活用 – ゼニガメがラテを盗みにきた!
「Hocking Hills’ Frozen Yogurt Company」では、こんな投稿が人気を呼んで、たくさんのいいねとシェアを獲得しました。
“お店がポケモンに侵略されてます!お店の近くに3つのポケストップがあるから、ポケモンボールの補充ついでに、冷たいフローズンヨーグルトで休憩しに休憩しにきてね”
「Orange Leaf Joplin」では、スクリーンショットの提示で割引を提供して、多くのポケモンプレイヤー達を惹きつけました。
ポケモンGOプレイヤーのみんな!今週金曜日の16:00 – 23:00の間は、Orange Leafでポケモンを捕まえよう!店内でポケモンを捕まえたらスクショをとって会計時に店員に提示してね。お一人様一回まで、フローズンヨーグルトが$1OFFになります!
3.ポケモン関連の「限定メニュー」で話題性アップ! – 拡散効果もゲットだぜ?
日本にも店舗を構えている、ニューヨークで人気の「Doughnut Plant NYC 」では、ポケモンボールのドーナツでポケモンファンにアピール!
韓国の 「Dalmin Baking Studio」は、youtube でポケモンボールの形をした薄いチョコレートボールの中から可愛いピカチューのマカロンが出てくるデザートの作り方の動画を公開。
中には、お金を使わずに店内に長いこと居座られてしまったり、ポケモンを捕まえたい一心で厨房までお客さんが入ってきてしまったりで、アメリカでは「ポケモンGOプレイヤー入店お断り!」なんて張り紙をしたお店もあったくらい、大騒ぎになったポケモンGO。その人気の波に上手く乗って集客に活用しているお店もたくさんあるみたいです。まだしばらく続きそうなポケモン熱、今後どんな進化を遂げていくのか、まだまだ楽しみですね!